2009年2月18日水曜日

マスコミが経済音痴な件(かんぽの宿のバルクセール問題もしくは鳩山邦夫総務相の騒動)

芸能関係のマスコミが経済音痴な件にも書いたけど、経済音痴なのは芸能関係だけじゃないのねえ。

六本木で働いていた元社長のアメブロの「政権末期で・・・・」というエントリに乗ってたリンク先がこちらの「[ゴーログ] かんぽの宿:売れ残ったら鳩山財閥に」です。
ゴーログのエントリで紹介されたリンクも辿ると面白いですよ。

今回の騒動で問題にされているのが、売却手続きの透明性なわけですが、実際には土地代と建設費をあわせて約2,400億円の物件の売却額が109億円では安すぎるという方を問題にする人も多いですね。

実際109億円が妥当かどうかは不明ですが、2,400億円を投入した物件に2,400億円に見合った価値があるのなら売却する必要はないわけですよ。

実際には赤字を垂れ流しているならマイナスの価値しかないわけで、それなら手に入れた100億円を20年運用して200億円にしたほうが良いのです。

もし、20年間赤字を垂れ流した場合と比較すれば(200億円+20年間赤字)だけ得したことになります。

追求するなら、2,400億円をどぶに捨てたことを追求するべきであって109億円の是非を問うてる場合じゃないです。

バルクセールというのは石ころの山を一山いくらで売買することです。
それを買った側が石の山から玉(ぎょく)を捜し出して売却したり、残った石ころに化粧して価値あるものに仕立てて運用したりして利益が出るようにするわけです。

今回のことで死んだ2,400億円惜しんで生きた109億円を捨てたことが3,000億4,000億の損になったらどう責任を取るんでしょうね?


バルクセールについて知りたい人は以下の本がわかりやすいです。
※あくまで小説なのでこの本を読んだ後で専門書などで理解を深めることを薦めます。


2月20日追記:
こんなエントリも見つけました。
かんぽの宿、価格の妥当性???
かんぽの宿

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